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『管理栄養士の模試を受けたけど、点数を見て落ち込んだだけで終わってしまった』という方も多いはずです。結果をどう使えばいいのか、意外と教わる機会がないですよね。
結論から言うと、管理栄養士の模試は「点数を測る場」ではなく「本番までにやることを見つける場」です。受けたあとの見直しで、次の勉強の中身が決まります。
この記事を読めば、模試を受ける時期の考え方と、結果を次の点数につなげる見直し方が分かります。
管理栄養士の模試は何のために受ける?
模試は、初めて見る問題で今の実力を測り、本番と同じ形で時間配分を練習できる機会です。過去問だけでは分かりにくい「本当の実力」と「弱点」を見つけるために受けましょう。
管理栄養士国家試験は、9科目と応用力試験の計200問です。厚生労働省の発表では、第39回・第40回とも総合点120点以上/200点が合格基準でした。
過去問を何度も解いていると、答えの番号を覚えてしまうことがありますよね。模試は初めて見る問題なので、知識が本当に身についているかを確かめられるんです。
| 比べる点 | 過去問 | 模試 |
|---|---|---|
| 問題 | 何度も解ける。答えを覚えやすい | 初めて見る問題 |
| 分かること | よく聞かれる知識と傾向 | 今の本当の実力と弱点 |
| 時間 | 自分のペースで解ける | 本番に近い時間で解く |
| 向いている使い方 | 知識を身につける | 実力を測り、次の勉強を決める |
過去問の使い方は、管理栄養士国家試験の過去問の使い方でくわしく紹介しています。
模試で分かる3つのこと
模試を受けると、点数のほかにも分かることがあります。
- 9科目と応用力試験のうち、どこで点を落としているか
- 時間内に最後まで解き終えられるか
- 迷いながら正解している問題がどれくらいあるか
特に3つめは、過去問では見えにくいところです。迷って正解した問題が多いほど、本番での点数は上下しやすくなります。
模試はいつ・何回受ける?
模試を受ける回数に決まりはありません。大事なのは、受けたあとに見直す時間を取れる間隔で受けることです。
第41回の管理栄養士国家試験は、令和9年2月28日(日)に行われる予定です。出願の受付は令和8年11月2日から12月4日までとされています。最新の日程は厚生労働省の公式発表で確認してみてください。
日程の流れは、管理栄養士国家試験の日程と合格発表でもまとめています。
試験日から逆算すると、模試の役割は時期によって次のように変わります。
| 時期 | 模試の役割 | 受けたあとにやること |
|---|---|---|
| 試験の半年ほど前 | 今の実力と苦手な科目を知る | 苦手な科目の順位を決める |
| 試験の3〜5か月前 | 勉強の進み具合を確かめる | 前回からの伸びを科目ごとに比べる |
| 試験の1〜2か月前 | 本番の時間配分を練習する | 時間が足りなかった科目を見直す |
学内の模試と外部の模試
管理栄養士養成課程の学生は、学校で模試を受ける機会があることも多いですよね。学内で受ける回数が決まっている場合は、それに合わせて計画を立てましょう。
働きながら受験する人は、自分で申し込む模試を使うことになります。申し込む前に、次の点を確かめておくと安心です。
- 受ける日の前後に、見直しの時間を取れるか
- 自宅で受けるか、会場で受けるか
- 結果が返ってくるまでの期間
- 科目ごとの得点や解説が付いているか
模試当日の受け方
模試は、本番と同じ時間・同じ流れで受けると、時間配分や集中力の練習になります。解く順番や休憩の取り方も、本番を想定して試してみましょう。
『自宅で受ける模試だと、つい途中で休憩してしまう』という方もいますよね。せっかくの模試なので、本番の練習として受けるのがおすすめです。
- 本番と同じ時間に起きて、同じ持ち物で準備する
- 時間を計り、途中でテキストを開かずに解く
- 選択肢ごとに「自信あり・迷った」の印を付けながら解く
- 解き終わったら、迷った問題に印が付いているか確かめる
「この問題、正解だったけど迷ったんだよね」
「それなら印を付けて、あとで理由を確かめておこう」
ポイントは、3つめの「迷った」の印です。正解していても迷った問題は、本番で間違える可能性がある問題なんです。
分からない問題を調べながら解いてしまうケースです。それでは今の実力が分からなくなるので、調べるのは解き終わってからにしましょう。
前日にやっておくこと
模試の前日に、新しい範囲を詰め込む必要はありません。むしろ、当日に本番の練習ができるよう準備を整えておくのがおすすめです。
- 受ける場所と開始時間を確かめる
- 筆記用具と時計を用意する
- 記録シートを1枚印刷しておく
- いつもの時間に寝る
時間配分の練習のしかた
模試は、本番の時間配分を試せる貴重な機会です。
例えば、最初に全体をひと通り解き、迷った問題はあとで戻る、という順番を試してみてください。解き終わったら、どの科目で時間がかかったかをメモしておくと、次の模試で配分を直せます。
得意な科目から解くのか、問題の順番どおりに解くのかは、人によって合う方法が違います。模試のたびに1つずつ試して、自分に合う順番を見つけておきましょう。
結果を見直す3ステップ
模試の結果は「点数を見る」「間違いを分ける」「次の勉強に落とし込む」の3ステップで見直します。この順番で進めると、見直しが反省だけで終わりません。
ここが、この記事でいちばん伝えたいところです。模試の見直しは、次の3ステップで進めてみてください。
- 点数を見る:総合点と科目ごとの得点を記録シートに書く
- 間違いを分ける:間違いを「知らなかった・覚え違い・読み違い」に分ける
- 次の勉強に落とし込む:分けた結果から、次の2週間でやることを決める

解説は「間違えた理由」を探すために読む
模試の解説を読む時は、正しい答えを確認するだけで終わらせないのがコツです。
自分がなぜその選択肢を選んだのかを思い出し、どこで考え違いをしたのかを探してみてください。その考え違いこそが、次の模試や本番で同じ間違いをしないための手がかりになります。
ステップ2の分け方
間違いの種類によって、次にやることは変わります。
| 間違いの種類 | よくある例 | 次にやること |
|---|---|---|
| 知らなかった | 用語や制度を初めて見た | 教科書でそのテーマを読み、まとめノートに書く |
| 覚え違い | 似た用語や数字を取り違えた | 似たものを並べた表を自分で作る |
| 読み違い | 「誤っているもの」を選ぶ問題で正しいものを選んだ | 問題文の聞き方に線を引いて解く練習をする |
『全部見直す時間はない』という時は、迷った印が付いていて間違えた問題から先に見直してみてください。本番で点数を上げやすいのは、このあたりの問題なんです。
記録シートを作ろう
模試の結果は、毎回同じ形で記録しておくと、伸びている科目と止まっている科目がひと目で分かります。
| 科目 | 1回目の得点 | 2回目の得点 | 間違いで多い種類 | 次にやること |
|---|---|---|---|---|
| 臨床栄養学(26問) | 記入する | 記入する | 知らなかった | 教科書の章を読み直す |
| 給食経営管理論(18問) | 記入する | 記入する | 読み違い | 問題文に線を引く |
| 応用力試験(30問) | 記入する | 記入する | 覚え違い | 似た用語の表を作る |

出題数の多い科目は、少しの改善が総合点に大きく響きます。人体の構造と機能及び疾病の成り立ちと臨床栄養学は26問ずつ、食べ物と健康は25問なので、優先して見直しておきましょう。
見直しはいつまでに終わらせる?
『見直しを後回しにしていたら、次の模試が来てしまった』ということもありますよね。
おすすめは、受けた当日か翌日までに、ステップ1とステップ2を終わらせることです。解いた時の迷いを覚えているうちに分けたほうが、間違いの種類を正しく判断できるんです。
ステップ3の「次の勉強に落とし込む」は、結果や解説が届いてからで大丈夫です。
点数別の次の一手
模試の点数は、今の勉強のやり方が合っているかを教えてくれるサインです。点数の帯ごとに、次にやることを変えてみましょう。
合格基準の120点を一つの目安にして、点数別の次の一手をまとめました。
| 模試の総合点 | 今の状態の目安 | 次にやること |
|---|---|---|
| 100点未満 | 知らない知識がまだ多い | 覚える用の参考書で9科目を一周し直す |
| 100〜119点 | 合格基準まであと一歩 | 迷った問題と出題数の多い科目を重点的に見直す |
| 120点以上 | 合格基準を超えている | 時間配分の練習と、取りこぼしの見直しを続ける |
この表は目安で、模試によって難しさは違います。1回の点数だけで判断せず、記録シートで何回分かの流れを見てみてください。
総合点より科目ごとの得点を見る
総合点が同じでも、科目ごとの得点の取り方で次にやることは変わります。
| 科目ごとの得点の形 | 考えられる状態 | 次にやること |
|---|---|---|
| 全科目が同じくらい低い | 基本の知識がまだ少ない | 9科目を覚える用の参考書で一周する |
| 1〜2科目だけ低い | 苦手な科目がはっきりしている | その科目を分野別の問題集で集中して解く |
| 応用力試験だけ低い | 知識を組み合わせる練習が足りない | 場面の問題を解き、使う科目を書き出す |
教材の組み合わせ方は、管理栄養士の参考書・問題集の選び方で紹介しています。
勉強全体の進め方は、管理栄養士国家試験の勉強法でも紹介しています。
栄養士ガイド
栄養士・管理栄養士の学校や講座を比べたい方へ
栄養士・管理栄養士をめざす道は、大学・短大・専門学校(養成施設)の選び方で大きく変わります。働きながら管理栄養士国家試験をめざす人には、試験対策の講座という選択肢もあります。気になる学校や講座の資料を取り寄せて、実習や国家試験の支え方、通いやすさを同じ物差しで見比べるのが近道です。比べ方のポイントをまとめました。
無料学校・講座の資料請求と比べ方を見る栄養士の免許につながるのは、都道府県知事などが指定した養成施設です。指定の有無は学校の案内や公的機関の情報で確認できます。
模試についてよくある相談
知恵袋などでは、「模試で合格点ぎりぎりだった」「模試の見直し方が分からない」「気持ちが落ちて模試に集中できない」といった相談がよく見られます。
模試で120点ぎりぎりだった。このままで大丈夫?
模試で合格基準ちょうどくらいの点数だった、という相談です。
「120点ちょうどでした。もう大丈夫ですよね」
「迷って当たった問題がどれくらいあったか、見てみましょう」
『合格点に届いたから安心』と思いたくなりますよね。ただ、模試ごとに難しさは違うので、ぎりぎりの点数なら油断せず見直しを続けるのがおすすめです。迷った印が付いていた問題を中心に、知識を安定させていきましょう。
社会人で受験。模試の見直し方が分からない
働きながら受験していて、模試を受けたあと何をすればいいか分からない、という相談もあります。
時間が限られている時は、3ステップのうち「間違いを分ける」までを当日中に終わらせておくのがおすすめです。次の勉強に落とし込むのは、休日にまとめてやれば大丈夫です。
模試によって点数がばらつく
受ける模試によって点数が大きく違い、どれを信じればいいか分からない、という相談もあります。
模試は作るところによって、問題の難しさや出し方が違います。点数だけを比べるより、それぞれの模試で「どの科目で落としたか」が共通しているかを見てみてください。どの模試でも落としている科目が、本当の弱点です。
気持ちが落ちていて、模試に集中できない
模試の日なのに、気持ちが落ちて勉強が手につかないという声もあります。
そんな日は、点数を気にせず「本番の練習」と割り切って受けてみてください。受けたこと自体が、本番の時間の流れを知る大切な経験になります。
講座の模試や添削を使いたい方は、管理栄養士国家試験の講座・通信講座の選び方で比べ方を紹介しています。
よくある質問
管理栄養士の模試は何回受ければいいですか?
決まった回数はありません。受けたあとに見直す時間を取れる間隔で、試験の半年ほど前から本番前までに何回か受けると、実力の流れが分かりやすくなります。
模試の点数が低くて落ち込んでいます。
模試は弱点を見つけるための機会です。点数が低いほど、見直しで伸ばせる余地が大きいと考えて、間違いの種類を分けるところから始めてみてください。
模試の問題は解き直したほうがいいですか?
解き直しは役立ちます。特に迷った印が付いていた問題は、時間を空けてもう一度解き、理由を説明できるかを確かめましょう。
模試の結果が届くまで、何をしていればいいですか?
解いた時に迷った問題を思い出し、教科書で確かめておきましょう。結果が届いたら、記録シートに得点を書き込み、次の勉強を決めます。
過去問と模試、どちらを優先すればいいですか?
知識を身につけるのは過去問、実力を測るのは模試、と役割が違います。過去問で勉強を進めつつ、節目ごとに模試で実力を確かめる使い方がおすすめです。
まとめ
- 管理栄養士の模試は、初めて見る問題で今の実力と弱点を知るために受ける
- 回数より、受けたあとに見直す時間を取れる間隔が大事
- 当日は本番と同じ流れで受け、迷った問題に印を付ける
- 結果は「点数を見る・間違いを分ける・次の勉強に落とし込む」の3ステップで見直す
- 記録シートで科目ごとの流れを見て、点数帯に合わせて次の一手を決める
模試は、受けたあとの見直しで価値が決まります。次の模試では、記録シートを1枚用意して、3ステップの見直しを試してみてください。





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